妻木晩田遺跡(むきばんだいせき)

鳥取県西伯郡大山町にある大規模な弥生遺跡「妻木晩田(むきばんだ)遺跡」は、弥生時代を代表する遺跡として知られています。

大山北麗の丘陵上に展開していている遺跡は、ゴルフ場開発に伴う発掘調査によって姿を現したそうで、弥生時代後半を中心とする400棟以上の竪穴住居跡や、500棟以上の掘立柱建物跡、30基以上の墳墓などが確認されているとの事です。

遺跡内で僕が特に気に入ったのが竪穴式住居のステキなたたずまいです◎

これが草屋根竪穴住居
草が上まで生えている方が土屋根竪穴住居だと思います

土屋根住居のカモフラージュ感は特に秀逸でしたが、どの住居も硬さが無く施工が上手だなと思いました。佐賀県の吉野ヶ里遺跡と比べてみると違いがわかります。

この世界観の中にいると僕も弥生人の格好に着替えたくなります
大地との調和がカッコイイ

ムキバンダ人の住居に加えて僕がもう一つ印象的だったのが「洞ノ原墳墓群」の中にあるとても小規模な四隅突出墓です。

出雲を中心に鳥取、広島、少し飛んで北陸に見つかっている四隅突出墓は、方形墓の四隅がヒトデのように突出している弥生時代のお墓です。最大のものは出雲にありますが、最小のものはおそらくこの妻木晩田遺跡のものだと思います。輪郭には石を貼っているのでよく見れば分かります。

1m四方の小サイズは幼子のお墓なのでしょう

規模が小さいからといって四隅の突出は省略しないという事は、この形状には大事な意味があるのでしょうか。これも前方後円墳の形と同様に、謎だから面白く、色んな想像が膨らみます。

それにしても大王の墓ならまだしも、大昔の幼子の小さな墓までもが今も形として残っていて、ずっと日本海を眺め続けているんだと思うと、その声なき声を感じずにはいられません。

春に訪れた佐賀県の吉野ヶ里遺跡とは全然違った内容で、とても勉強になり、思い出に残る弥生遺跡でした◎

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