神泉苑の池

平安京のあった京都でも、平安時代の庭園らしい庭園は市内にはありません。周辺では宇治市の平等院や、木津川市の浄瑠璃寺といった平安期の浄土庭園や、堂塔、仏像まで見られる場所はありますが、これらは本当に奇跡的な文化財だと思います。しかし庭園跡という事で見れば、京都市内でも簡単に見られる場所があり、そのうちの一つが「神泉苑」です。

神泉苑神泉苑は現在の二条城の南側にあり、大きな池を持つ真言宗の寺院ですが、始まりは平安京造営時に天皇専用の庭園として作られた「禁苑」だといいます。桓武天皇をはじめ行幸された天皇は多く、あらゆる華やかな行事や儀式が催されていたようです。

現在の敷地は当時のわずか6%だというので、かつてはいかに広大な敷地だったのか、想像するのが大変です。神泉苑の池を利用して作られた二条城の堀からは、今も水が湧き続けているそうです。

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