渤海国の石燈籠

渤海国は698年ー926年に現在の中国吉林省のあたりからロシアの沿海部にかけて存在した国です。黒龍江省牡丹江市の寧安市へ渤海国に関する史跡文化財を見てきました。そのうち最もシンボリックな遺物は何といっても上京龍泉府の遺跡内にある「兴隆寺(興隆寺)」の石燈籠だと思います。1200年前の石燈籠が仏前で使命を全うしている、この尊い立ち姿を是非見てあげてください。

笠や火袋は建築風で、瓦当や垂木、柱と斗共の表現までしています。非常に中国らしさを感じます。

この蓮台のボリューム感。中台は上下で二石で構成されているように見えます。蓮弁の厚み、と先端まで行き届いた柔らかい表現や、一枚の蓮弁に薄くもう一枚の弁が貼りついているような、さりげない装飾も非常に丁寧です。

基礎もおそらく蓮弁部と基壇部を別石で作っているようで隙間に漆喰を詰めているように見えました。。格狭間の形は割とシンプルです。

基礎
解説版には高さ6mとなっています
兴隆寺の入口
入ってすぐの景色

いくつかのお堂が一直線に並び、このお堂の後ろに石燈籠があります。境内と赤松の雰囲気が素敵なお寺でした。

渤海村の通りには、兴隆寺の石燈籠のレプリカが街燈のように一定間隔で建てられていて、町のシンボルになっています。オート三輪もよく見かけます。

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